2016.2.8

指導者スキルアップ事業を開催しました!

上伊那農業高校の勝田です。

今回、教員の社会実習の一環で指導者スキルアップ事業のスタッフとして参加しました。

当日の運営を通じてまとめとして今回のブログを担当することになりました。

 

明るい笑顔、キレの良い声の西原先生による講義は、スッと心に入ってきます。

一流コーチや監督の言葉など、具体的な例を交えたわかりやすい説明でした。

演習では、指導者同士でふせんを使ったクレド作成法を体験しました。

これはぜひ、選手たちにもやらせてみたい内容です。

「チームが変わる」、ワクワクした気持ちになりました!

 

チームの中で選手たちが自由に意見を言える風通しの良い雰囲気作りが、選手たちがのびのび競技に打ち込めることに繋がるというお話にも感銘を受けました。

熱い心を持った指導者の方々がうなずきながら講義に熱中し、演習で意見を交わす姿を目にして、スポーツに打ち込む選手たちの笑顔がさらに増えることを確信しました。

指導者としての責任を感じる反面、多くの指導者が悩みながら頑張っていることに励まされた時間でもありました。

ありがとうございました。

 

上伊那農業高校 勝田

 

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西原先生のQ&A

Q、高齢者向けの指導法の注意点

A、一言で言うのは難しいですが、身体面では、持久力・筋力・巧緻性の特に巧緻性を高める運動が大事です。それと、指導者の働きかけとして、「有能感」(できたね。すごいね。)を多くしてあげることが大事です。子どもと高齢者は、教える重点が一緒です。

Q、技量に差がある場合の有効的指導法、モチベーションアップに有効な指導法

A、クレドを使えば、個々の子どもの課題に応じた指導が可能になり、モチベーションも高まります。大事なことは、フィードバックという課題を達成した後に指導者が肯定してあげることです。

Q、自分に自信がない子ども(人)への接し方

A、これも上記と同じで、「その子ども」の手の届く課題を提示して、課題ができたら肯定してあげることです。そのスモールステップを繰り返すことで、子どもは自信を持つことができると思います。

Q、保護者との連携について(家庭での生活、食事等、教師、指導者の手が及ばない面の工夫事例等)

A、昨今の保護者は、子育てに不安がいっぱいであるがゆえに、先生や指導者にあたってきます。まずは、保護者の話を全て聞き入れ、受け入れた上で、「一つだけ」協力してほしいことを頼むと上手くいきます。

Q、スポーツに関わらない子供が増えていると感じています。何か対策はありますか?

A、指導者の皆さんの力量にかかっていると思います。

Q、ウォーミングアップや運動指導に使える遊びの種類

A、一言では言えませんが、単純な動きから複雑な動きへ、一つの動きから組み合わせた動きへ、など、指導者自身が創意工夫して考えてはいかがでしょうか。ただ本やガイドブックに載っているものを実践するだけで無く、楽しいですよ。

「伊那に生きる、ここで暮らし続ける。」