【イベントレポート ~故郷の石仏を巡ろう~】
7月6日、「故郷の石仏を巡ろう」イベントを開催しました!
▼朝8時、高遠城址公園集合で開会式。
講師は熊谷友幸さん。((一社)高遠石工研究センター)
イントロダクションは高遠石工の歴史にも触れ、初めての方にもわかりやすいものでした。


▼開会式の後、まずは車で勝間にある「勝間の大聖不動明王」へ。
高遠石工の第一人者であった、「守屋貞治」の最高傑作とも称されるこちらの石像。
当時頻発していた河川災害が収まることを願って作られたとされ、今でも川の様子をその厳しい目で見守っています。


▼続いて向かったのが、「桂泉院」と「樹林寺」
「桂泉院」では、貞治が制作した石像2体が置かれており、参拝する皆さんを見守っています。
延命や息災などの願いをかなえる石仏と言われているそうです。


▼樹林寺では、庚申塔を見学。江戸時代に行われていた、
「庚申」という信仰行事のために作られたこの石像には2匹の猿が描かれています。
(こちらは貞治作ではございません。)
双方の石仏とも、1つの石からできているとは思えないぐらいの細かな造形美・そして曲線美に参加者の皆さんも驚きでした。



▼午後は「建福寺」へ。
こちらにある約40体の石仏はすべて貞治が作り上げたもの。
横一列に並んでいる光景は迫力がありました。


▼今回参加してくださった方からは、
「地域にここまで歴史的な文化財があるとは知らなかった。大変勉強になった」
「地域の魅力を再発見するきっかけになった」
「この文化を次世代に継承していくためのことをしていきたい」との感想をいただきました。

クラブでは今後も地域の魅力を発見していくイベントも作っていきます!